中学校では既に四十年前

いじめている当人が十分わかっている

伸ばそうという限りない頑張
指導の範囲に入らないのは世間の常識である。

たとえば小さい子供がよくやることですが、いうようなことがありました。妃殿下からは浩宮様が小さいときに、おもしろがって食器をたたくと

お食事のときに、そういうことをするのはお行儀が悪いので、そういうことがあったら必ず注意して下と言われていました。
ですから、そんなことがあったときは、いけませんよ駄目ですよやめましょう
111度までは注意するのですが、それでもおやめにならないときには、お尻をたたいたり、めたものです。
などと、口で戸棚に閉じ込まだ二、三歳ですから、大きな戸棚に入れられると、自分では開けられないし、真っ暗で怖いわけです。当時はまだ浜尾さんとはおっしゃれなくてオーちゃんとおっしゃっていましたが、そんなときはオーちゃん、ごめんなさいと言って、ワーソワーンと泣かれるのです。

先生が言う

かわいそうだとは思いましたが、殿下や妃殿下がおっしゃられたように、立派な人間になっていただくためには、ここでちょっと痛い目にあっていただかなければならないなと思って、心を鬼にして、戸棚の前で腕組みをして我慢していたものです。
何年かたって、浩宮様が大きくなられてから、あるとき、伺ったことがあります。
「宮様、お尻をたたかれたり、戸棚に閉じ込められたことを覚えてらっしゃいますか」
浩宮様は僕、覚えていないとおっしゃっていたので、それで良かったと思ったものです。

子供が一冊読み終え

体罰は、少し大きくなって聞いたときに覚えていないような年齢までは効果がありますが、言って聞かせて、聞き分けられるようになってからは、逆効果だと思います。
というのは、もう少し大きくなられてから、何か注意をしたときに
宮様、もし自分がそんなことをされたらどうですかと伺ったら、僕はいやだなあとおっしゃっていました。五、六歳になれば、説明すれば、わかるようになるものです。
ですから、二、三歳ぐらいの記憶のない年齢までは、体罰も時にはいたしかたない。それ以後の説得説明をしてわかるような年齢になったら体罰は加えないという方針でご教育にあたりました。
性格の違いに応じた教育をほめ方、叱り方も、その子の性格によって違う人を見て法を説けという言葉があるように、ほめ方、叱り方というのも、みんなそれぞれ性格が違うのですから、その子の性格に合ったほめ方、叱り方をするのが、われわれ父親、母親の役目なのではないでしょうか。子どもを苦しめるばかりです宿題をたくさんに出

しつけずできる親でなければならないのです

5同じ両親から生まれたきょうだいであっても、まったく性格が違いますたとえば、浩宮様と礼宮様とはご兄弟であってもまったく性格が違います。
浩宮様はとても努力するタイプです。勉強にしても、パッとおわかりになるというよりも、一つひとつ段階を踏んで理解されていく。だから、まず少しやさしい問題を作って、前よりも少し難しい問題に挑戦していただく。
それがおできになったらこうして段階を踏んでいって、理解されていくので、浩宮様がわかったとおっしゃるときには本当に、わかっているのです。そして、とても正直なお方なので、わからないでわかったふりをするということもありませんでした。
ですから、問題ができたときには、よくおできになりましたね
とかよく頑張りましたね
とおほめしたものですまた浩宮様はとても我慢強くて、ワァーッと泣かれることはめったにありませんでした。

子どもが少なくなってしまい私が手本を示して
母さんたちのほとんどはア

父親が面倒を見すぎる

教育長に対するおじぎそれに対して弟の礼宮様は、次男で伸び伸びとしてらっしゃってじつに天衣無縫。転んだといってはお泣きになり滑ったといってはお泣きになる、本当によくお泣きになりました。
叱るときでも、浩宮様は理論的にきちんとなぜ悪いのかと説明したほうが納得されました。それに対して、礼宮様の場合には、あまり理屈を言って叱るよりも、もっとムード的にお叱りしたほうが効果がありました。
同じものを見ても、また興味のあり方もまったく違っていました。皇室の方々はみなさん乗馬をなさり、浩宮様、礼宮様もお小さいときから馬に乗っていらっしゃいました。浩宮様は、乗馬をなさった後で浜尾さん、今日ね、僕の馬はとても嬉しそうな目をして僕を見たよ
といったように、とても文学的というか詩的な表現をなさるのです。

子どもにはどういう

同じ馬に乗られても、礼宮様はお下りになってから浜尾さん、今日僕が乗った馬はなんていう種類?
というように、礼宮様は科学的なことに興味を持たれるのです。
成長されてからも浩宮様は、日本史を専攻されて、現在も瀬戸内海の水上交通をライフワークにして研究されていますし、詩などもとてもお好きなのです。
礼宮様は現在ナマズの研究をされています皇后様は児童文学とか英詩が大変お好きですから、浩宮様は、お母様に似ていらっしゃると思いますまた礼宮様は、天皇陛下が生物学者ですから、お父様に似ていらっしゃるのでしょう。
このようにご兄弟でも性格も興味の持ち方もまったく違っています。ですから、叱るにしてもほめるにしても、その子供の性格に合った、叱り方、ほめ方をしなくては効果が上がらないと思いますきょうだいを平等で扱うことと、同じように叱る、ほめるというのはまた違います。


子どもを苦しめるばかりです宿題をたくさんに出 両親との面接のとき 大学に入れたいと思わせるのです。